Man and Machines

>>027

Eric Wollo                      freeware
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 Wollo Drone

基本を押さえた
  扱い易いバーチャルアナログシンセ

 Wollo Droneは、ローランドのJunoを意識して作られたバーチャルアナログシンセです。構成は、5種類の波形を持つ2オシレータにVCF、VCA、LFOが一つと、アナログシンセのベーシックな部分を押さえた物となっています。インターフェイスがわかりやすいので、音作りがしやすいのがいいですね。
 オシレータの音は、まんまSyntheditの音です。いかにもデジタルな音ですが、Junoも元々デジタルオシレータなので、キャラクターとしては問題無いでしょうね。
  エンベロープは、アタックがあまり強くならず、リリースが緩やかなので、どちらかというと、パッドなどの緩やかな音に向いています。ディレイ、フランジャーも内蔵されているので、独特の空気感を演出するにももってこいです。フランジャーは、moogフィルター内臓で、心地よいスウィープ感が得られます。ディレイは、モノラルのディレイが2つ組み合わさった独特の構造をしています。要するに、ディレイが二つ使えるってことです。
  LFOは、1つしか有りませんが、2つのパラメータに同時に変調がかけれます。LFOの波形も豊富なのが良いですね。残念なことに、LFOやディレイがマスターテンポに同期しません。同期できたらもっと便利なんですけどね・・・
 音はあまり太く無いので、リードなどよりも、バックで緩やかに流れる音に使った方が良いのではないでしょうか? 名前にDrone(単調音)が入ってますが、確かに、ドローンに使うにもかなり良いシンセだと思います。プリセットにも、そんな感じの音が結構有りますし。

仕様
評価
◎◎◎
GUI
◎◎◎◎
汎用性
◎◎
負荷
◎◎

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